シンスプリントとは、膝の下側の骨である脛骨の内側縁に運動痛や歩行痛が出たり、内側縁を押すと強い痛みを感じる障害です。ふくらはぎを構成しているヒラメ筋や後脛骨筋などが骨の表面を覆っている骨膜を刺激して痛みを誘発します。陸上競技、サッカー、バスケットなど過度のランニングや急発進キューブレーキを行うようなスポーツに多く見られます。オーバーワークが続くと骨に付着している筋肉が骨の表面を覆っている骨膜を刺激し痛みを誘発します。また痛みがある状態をが我慢して運動を続けていると骨膜炎や付着部炎ではおさまらず疲労骨折へ移行する可能性もあるので要注意です。骨膜だけでおさまればよいですが骨髄測まで炎症が波及してしまうと3か月以上の安静が必要になり運動が出来なくなりますので注意が必要な障害です。また、跳躍系と疾走系でストレスがかかる場所が若干違い痛みを訴える場所も違ってきます。痛みは我慢せずに早めに予防の処置や治療を行う事が重要です。

脛に痛みがあるにも関わらずランニングなどの運動を続けると慢性炎症・慢性痛へと移行してしまい、なかなか痛みが取れず治らない状態に移行してしまいますので、無理に運動を続けることはせずに、適切な治療を行う事が必要ですので早期に御来院ください。

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